住宅のインテリアコーディネートの仕事の中に照明計画がある。
ざざっとざっくり要望を聞いて、照明メーカーに計画してもらってそれを修正して提案する時もあれば、要望を踏まえた上でこちらで計画する時もある。
照明計画は作業としては楽しいので好き。というか照明器具が好き。ペンダントが特に好き!
なのだけれど、この照明計画、お客様とのやりとりの難しさで言ったら1、2を争う。寒さ暑さもそうだけれど、明るい暗いの判断はそれ以上に個人個人で感覚が違う。
どこまでを暗いというのかの判断基準がなんとも難しい。そして言葉で説明してもらいにくい。それなのに打ち合わせは常識的には昼間に行われるので、あれ暗いですか?これは。。。と確認するタイミングもなかなか無い。
暗い=手元が見えない、見えにくい。ということではないのだ。メモくらいなら問題なく書ける程度の明るさがあっても暗いという感覚の場合がある。なので、そこまで明るくなくても大丈夫だろうと思うような場所であってもとにかく明るくということがある。
このことについてよく言われるのは日本的感覚。天井から煌々と蛍光灯が昼夜問わず部屋を照らしてきたことの遺物。