先日、いつもお話のつきない先輩建築士さんにご一緒して、
お知り合いが建てているという新築住宅の現場におじゃましました。
内部はほとんどがご自身の手によるもので、ご夫婦のこだわりの詰まった
楽しいお家でした。
その中でも、私がいいなと思ったは目に見える何かではなくて
そこで暮らしていく中でのシーンがイメージできていること。
写真の手摺にはある工夫がされていて、お酒の好きなご主人が
そこでお酒を飲みながら、柱と手摺に寄りかかり、
下のキッチンで料理されている奥様と会話する。
お友達が来た時にもここでお友達とご夫婦で会話する。
ということを想定してつくられたそうです。
それを楽しみにしている感じが会話でも伝わってきて、
こちらも楽しくなりました。
家を建てる時に考えてほしいのはこういう日常のシーンだったりします。
打合せの時に考えてみてくださいと提案しても、短い時間ではなかなか
出てきません。
このご夫婦のようにいろんなものを自力でつくるということに関しては
できる人とできない人がいるのでなかなか難しいですが、
自分たちの暮らしをイメージすることは誰にでもできることです。
日頃から夢見る感じで想像することを楽しんでもらいたいなと思います。
実際に家を建てる時がきたら、それを伝えてみてください。
その時の反応が施工会社選びの基準になる...かも?(笑)